ストロベリーショート 素樹文生

遅ればせながら
素樹文生さんの「ストロベリーショート」を読みました。
http://ameblo.jp/motogi/

4ページ分くらいのショートストーリーが続いていて。
コミカルな、夢日記のような、えーっと、村上春樹さん好きの人は
テレビピープルを思い出してください!という感じの本
・・・・・・・かなぁと思っていたら、最後にひっくり返ります。
えっ、これって繋がっていたの?と思うゴニョゴニョで、ページをめくりながら「ちょっと待ってよ〜ん」と言ってしまう展開でした。

そして読み終えた時に ひとつくっきりとメッセージのようなものが浮かびあがるのでした。

・・・嬉しくなって本を閉じるのは、久しぶりだな。

って、何かのマワシモノではありませんが〜。
ちょっとイイ本なのですよ。

元々、私は素樹さんのエッセイ?日記?が好きで読んだのですが
小説もやっぱり好きだなぁ。

私は読書が好きでイロイロ手を出してしまうほうなんだけれど
別格の人がやっぱりいます。
この人の本だけは外せない!という人ね。
それは読んだ後にジーンときたり、グーンときたりするだけじゃなくて、自分も何かを人に話したくなる本が(小説家さん)があるのです。
それは「オレも書くぜ」とか、そういうことじゃなくって
何ていうのかな、読んだ後に急スピードで自分の頭の中が整理されていく。という感じ。
整理されるものは、自分の今日の一日だったり、普段思っていることだったり、昔の記憶だったりと様々なんだけれど、それが「一本」となっていく・・・そういう引き金になってくれる文章があります。

なんだろうね?
でも、それってすごい力だと思うよ!

エッセイはこれがオススメです。
http://www.rakuten.co.jp/book-ing/528936/528935/#486808/

ちなみに私は届くまで「さよなら、アロハ」を「さよなら、アゲハ」だとずっと思っていました・・。